NYのイーストリバー。
同じ地域に住んでいても、
高層建築に住む人と、地べたを這い回る人の厳然たる格差。
大学を出て建築家を目指しても、
やっぱり染み付いた色は抜けないんだな。
83年後のアカデミー…
NYのイースト・リバーの「デッド・エンド」(行き止まり)。貧しい借家の建ち並ぶスラムに瀟洒なホテルも建ち、渾然とする地域が舞台。ストーリーもまるで舞台劇のように、ほぼこの街の一画で様々な出来事が起こ…
>>続きを読むワイラーとへルマンが組んでるゴールドウィン映画シリーーズ、の中では、シンプルで話に入っていきやすいような気がする。
見終わって、やっぱり、「いい映画見た」って気持ちになった。
この手堅さが好きだ
…
袋小路に追い詰められた腐った川の水のような、浄化されることのない貧困の人たちの哀愁。
子供たちは無邪気にもそれに気づかず生き、悟った大人たちは諦めの境地にいる。
残酷な物語の舞台は、高級マンショ…
ハンフリー・ボガートの貴重な脇役時代の作品。
有名戯曲が原作ではあるものの、印象に深い下町のセットがとても良く、ボガートとシルヴィア・シドニーの好演も相俟って満足させられる。
役柄で損もしてるが、ジ…
このレビューはネタバレを含みます
貧富の差を可視化する貧困街の舞台設計が素晴らしい。カメラワークは静謐ながら、階段やスロープを使って縦横無尽に走り回る子ども達のショットは躍動感がある。
真面目に大学まで卒業したにも関わらず貧しいまま…