「我ながら時々考えるね。俺は天使みたいなもんだって」
痺れる…って、黒澤さんの作品を観るたびに思っちゃいます。だって、震えるぐらいにかっこいいんだもの。
若いヤクザ・松永(三船サン)の傷の手当…
1948年公開時、黒澤明監督 38歳、志村喬 43歳、三船敏郎 28歳という伝説的なクロサワ映画を身を乗り出しながら観ました!
身を乗り出した理由は志村と三船のぶつかり合い、身体を張った圧倒的な演技…
存在だけでなんかもったいない実千代さんとふっくら久我ちゃん、あんな痩せっぽちって憎まれ口叩くけど本当は惚れてる千石規子は良かったけどやっぱ見たくなる成瀬作品。中北千枝子も。どこか活気のある戦後闇市で…
>>続きを読む<戦後復興期の混沌と闇市の人情>
町医者の眞田は、闇市を仕切るヤクザの松永が負ったケガを手当てしたことから彼が結核を患っていることを知る。何かと世話を焼くが血気盛んな松永は聞く耳を持たない。更に出…
このレビューはネタバレを含みます
皆が皆説教垂れとる!しかも人物はフレームギチギチに詰められ、舞台はドブ沼のある闇市だけ。おまけに志村喬の親父臭がドアップで強調されてと、観ててまぁぐったりするような話である。戦後すぐに闇市のゴミゴ…
>>続きを読むやっぱり黒澤明!という、画づくりとシーンの流れが美しいお手本みたいな映画。戦後のリアルな町と人々が映し出されている感じもいい。
そしてダンスホールでの笠置シヅ子の「ジャングル・ブギ」。謎の凄い迫力に…