ストーリーとしては可もなく不可もなく、といった感じでしたが、やはりこの作品の見どころは三船敏郎の野性味溢れる演技ですね。
冒頭の血気盛んなやくざ者から、クライマックスに向かうにつれ、どんどん頬が痩…
三船が初出演した黒澤作品となった戦後の闇市を舞台にしたヒューマンドラマ。
酔いどれながら世話焼きの町医者と結核に冒された若いヤクザの物語です。
まだ20代の三船敏郎は男前なだけでない魅力あふれる演技…
存在だけでなんかもったいない実千代さんとふっくら久我ちゃん、あんな痩せっぽちって憎まれ口叩くけど本当は惚れてる千石規子は良かったけどやっぱ見たくなる成瀬作品。中北千枝子も。どこか活気のある戦後闇市で…
>>続きを読む黒澤・三船の初タッグの作品。
三船が画面に出ると、それだけで緊張感が走る。ここから黒澤中期が始まりそれは黄金期となるわけか。
ちょいちょい不思議な演出があったが、ストーリーはシンプル。
メッセージ…
「理性が必要」
三船演じる男が結核にかかり、志村演じる医者と交流を深める物語
お互いセリフを吐き捨てるように、言い合う姿に、表面には見えない仲の良さを感じる。
◆三船と志村さんがまだ若くエネル…
2人の関係性、噛み合わない絶妙な感じがむず痒くも癖になる。三船敏郎さん30手前、映画出演2作目?にしてこのオーラとビジュアル!
ストーリー云々もだけど、今作は特に人間性とカメラワーク(特に終盤)に…