現代邦画鑑賞記vol.07
本当に凄まじい映画。
監督の人間観察力、人の痛いところを突っつく感性には脱帽。
作品の本質に気付いたとき大きな驚きを受け、そこから二転三転する法廷サスペンスに唸らされた…
互いに親しく、仲良くあろうと努めてきた兄と弟のすれ違いと葛藤を描いた良作。「肉親でも、一つ間違えると憎悪をぶつけ合うことになりかねない。家族の関係なんて、朽ち果てた吊り橋のように脆いものだ」ー。そ…
>>続きを読む私はすきだったけど夫は好きじゃなかったみたい。
私は弟が兄からいつも奪う存在とかよくわかったからいいけど
夫は、女性が死んでみんな普通にしてるとか、お兄さんの人生別にそこまでみじめじゃないの…
前回見たのは19年前……、からの二回目鑑賞。時の流れに絶句しつつ。
目の前で起こった出来事を見ながらも、人間心理の揺れにより「真実」が変わる様を描いた傑作。と思っていた。
ラストカットも、見たものに…
人間の二面性とゆれ動く心理を普遍的に描いた傑作。
いくつもの対立軸がある。兄と弟。田舎と都会。自由と保守、有罪と無罪。
弟は自由で飄々としているようで、父親と叔父の仲裁をするふるまいをする。
兄…
(C)2006『ゆれる』製作委員会