初吉田喜重作品。ただただとにかく映画全体を通して岡田茉莉子が美しい。特に横顔が日本人の女性には珍しいくらい美しい。吉田が自分の妻をひたすら美しく撮りたいために作った作品ではと勘繰りなくなるくらいに。…
>>続きを読む大学以来で60年代吉田監督(松竹退社後)再見中。露口茂さまが、赤い殺意に続いて人の弱みに付け込んでるんだけど、なんだか妙にピュアという複雑というか、浮世離れしたキャラを好演。まあ、いえば原作(これは…
>>続きを読む川端康成の『みずうみ』原作。岡田茉莉子の繊細で美しく研ぎ澄まされた佇まいは、白黒だからこそ表現しうる光と影の演出によって圧倒的な輝きを放っている。
後半にかけて台詞が極端に少なくなる演出は、前半の会…
私の顔って女にとって嫌なものがある 昼間っから平気でホテルにいる女の顔ってことよ 思い出をくれませんか カメラを持ってる これから退屈な夜が始まるんです あのネガが取られたの 水木って冷たいところが…
>>続きを読む<邦画強化月間 #14>
興味深い。
アントニオーニとゴダールとベルイマンを3等分して混ぜて、最後にフェリーニを一振りくらいしたら、この映画の雰囲気に近いものが出来上がると思う。
「秋津温泉」では…
見る・見られる、撮る・撮られる、盗る・盗られる、それらの共犯。ヌード・映画と被写体・撮影の客観視、遠くから見ると喜劇。『鏡の中にある如く』の如く難破船の中での狼狽のような逢引き、タッチを効かしたシル…
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