坊やの人形の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『坊やの人形』に投稿された感想・評価

3.8
当時の台湾を描く3つのオムニバス。
当時の日本とアメリカとの関係性が色濃くストーリーにあらわれている。
坊やの人形、味わい深い。

HDリマスターにて久しぶりに鑑賞

3話のオムニバス

パパは坊やの人形であることの幸せに気づいた瞬間が良い
ピエロに衣装を着たサンドイッチマンの仕事からやっと抜け出すことが出来たのに赤ん坊は見慣れ…

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ENDO
4.0

資本主義(西洋文化)が素朴な人々を肉体的にも精神的にも侵食してくる恐ろしさ。

侯孝賢の1話目『坊やの人形』
中絶と避妊の意思が転換する場面の遣る瀬なさ。文盲だしこの先食べていくのも大変だろうが、な…

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5.0
やっぱりホウ・シャオシェンが突出して心に残るけど、他の2作もそれはそれで面白い。

三本の短編集。演出面ではやはり侯孝賢が抜けてる。二本目の撮影も一枚画はキマってた。
侯孝賢作の主人公が朝飯を食わず出ていき、妻が粥を鍋に戻すシークエンスと会社と家でお茶が切れてるという飲食を使った演…

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3.7

鬼才いましろたかしの漫画を見ているような、冴えない登場人物のグダグダ日常系のオムニバス作品。

第一話
チンドン屋をしながら家計を支える主人公は貧乏のあまり赤ん坊を子育て中の妻とうまくいってなかった…

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TAKA
3.3
1960年代の台湾。3つの話、どれも子供を育てるにはお金がいる。3つの話の男の人たちはお金を稼ぐのが下手な人たちだった。家族はかわいそうにも思えるが仕方ないのかな。
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じっとり湿っぽくて陰鬱な空気が漂う感じ

映画、圧力鍋、リンゴ
台湾の外からやってきたものに影響される人たちの暮らし
資本主義ベイベ、庶民はどこまで行っても庶民。金がいるんだよ金がぁ

大人と子供、そして日常に潜む暴力も。親は必死だけど、子供たちはそんなこと知る由もない。家族のささやかな幸せの日々は、ある日突然少し上向きも奪われもする人生の突然性。

「坊やの人形」「シャオチの帽子…

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