呉念真の監督第1作。日本びいきの父さん。鉱夫として働いていたが、肺を病むが、日本へ行きたいと言い出す。おそらく、自分の死期が近いことを悟り、最後に皇居と富士山を見たかったのだ。製作はホウ・シャオシェ…
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2024/02/12
候孝賢『恋恋風塵』『戯夢人生』の脚本で知られる呉念眞の監督作。「多桑」は日本語の「父さん」の発音に当てた台湾語で、そのまま「父さん」という意味。本作…
1929年生まれの「父さん」は年を聞かれれば「昭和4年生まれ」と答える。「バカヤロー」と怒鳴る。台湾製はだめだ、日本製はいいぞと言う。“日本は台湾を50年統治し、終戦時には台湾人の同化が完成に近づい…
>>続きを読む侯孝賢の脚本をよくやるウーニェンツェン監督作品 制作は侯孝賢
冒頭30分くらいまでの画面強度で凄い傑作なんじゃないかと期待したけど場がなさすぎてタルすぎた ラストの背中を捉えた長回しのショットはいい…
父さんはNHKラジオしか信用しない。
「台湾のニュースは嘘ばっかりだ。」
国民党独裁のもとで苦労した父さんは,アイロニーとして日本を懐かしがる。
一度日本に行って富士山を見てみたいと言っていた父さん…
ホウ・シャオシェン製作。『悲情城市』と同じ水脈の話ながら父親にクローズアップすることと、ロングスパンの年月を切り取ることで独自色を醸す。
『父 パードレ・パドローネ』のオメロ・アントヌッティに比肩す…
台湾北部にある村の日本の統治下で日本人としての教育を受けた世代ということもあってなにかと日本贔屓であり怒鳴る口癖が「バカヤロー」な父さん。長男の文健の成長と共に父さんの余生を静かに映し出す。湯気に包…
>>続きを読む数年前に観たので記憶が朧だが、日本植民地時代に青年時代を過ごした父とその下の世代のあい入れなさ(特に孫世代は台湾語ではなく北京語を積極的に使うので祖父と会話ができずコミュニケーション不全となってしま…
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