寺山修司節炸裂
負け犬達の話
何も持たない何も手に入れられないそれでも人生の片道切符だけを握りしめてそれぞれ戦ってるんだ
犬と娘は比喩。何なら素人ボクシング大会の中年親父も比喩。戻る場所は無い。進む…
寺山修司が監督を務めたボクシング映画。菅原文太、清水健太郎出演。
汚らしいドーベルマンを相棒に、ポスター貼りの仕事で小銭を稼ぐ元ボクサーのトレーナー。
片足が悪く所属ジムに見限られた新人ボクサー。…
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「健さーん愛してる、おしっこくさい場末の、深夜映画館…」
という寺山作詞の曲を思い出すかのような体験でした。神保町シアターにて「にっぽんのアツい男たち特集」なるものがあって、今作もそのうちの一つ。…
このレビューはネタバレを含みます
備忘録
思ったよりエンタメ作品だった。実験的な映画ではなかったけど、若者のエネルギーをぶつけ合うさまはやっぱり寺山修司らしい作品だな〜となった。
最後、ピンボケした目で立ち上がる姿を見つめるシー…
寺山修司唯一のエンタメ映画といわれている本作。菅原文太と清水健太郎主演だ。
現役を退いて目的を失ったボクサー(菅原文太)が、やさぐれ系若いボクサー(清水健太郎)を指導し上を目指すストーリー。
スロー…
寺山修司の映画は台詞の無いシーンにこそ より詩的な台詞が存在する。ボクシングだって戦いの中に言葉は無く その殴り合う光景に、映画にも負けない熱く壮絶な物語がある。玩具箱のような食堂。海岸に立つテレフ…
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