1953年の小津安二郎監督作品。私は本作は2~3回観ていると思うけど、一番最初に観たのは京橋のフィルムセンターでの小津安二郎特集だったかも知れませんね。
小津作品は今でこそ人気だけど、私が若い頃は…
はるばる尾道からやってきた両親に、実の子供よりも、血のつながりのない紀子さんが1番よくしてくれたって。遠くで暮らしてると実の親のことより自分の生活が中心になると映画でも言っていたけど、そうはなりたく…
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旧い映画だからか、全体的に浮き沈みのない静かな作品で、現代映画の派手な娯楽性はない。家族の在り方を描いた作品と聞いていたが、よくも悪くも家族同士での遠慮のなさが出ていた。
最後の方で、父親と亡くなっ…
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