血の繋がった家族であるこどもたちの不義理な振る舞いと、原節子演じる紀子の仏のような振る舞いのコントラストが美しい。
みんなそれぞれ家庭を持つと、自分の生活が一番になってくるのは当然のことだとは思う。…
温かいというか切ないというか。
お嫁さんが夫亡き後も嫁ぎ先の両親に尽くす。たまに映画で見るこの描写の走りはこれだろうか。
最近だと「サンセットサンライズ」にあったかな。あれは震災モノだけど。
この…
当時の小津の映画は革命的だったんだろうな。日常を淡々と切り取る手法、派手な演出をなしにしてショットで見せてくる。これが小津的ショットか。様々な映画に確実に影響を与えてる。内容も思ったよりドラマ的で、…
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