人の心の孤独について描いた作家や作品は数多く存在しており、むしろ孤独に触れない作品のほうが少ないようにも思う。しかし、それを魂の領域にまで踏み込みながら、映像の質感として浮上させるように描いた映画監…
>>続きを読むなんとも捉えがたい人物を見事に描き切った作品に、驚嘆。
冷血を読んでいたら、もっと面白かったと思うと残念
この、まさに人間らしい、そして意味がわからない人物を演じきったのも素晴らしい
極限であり、…
正直初めの1時間30分つまらないと思っていた。
この映画は起承転結がわかりづらいというかは遅い。
だから後半は期待せず、惰性で見てた。
惰性で見ていたはずなのに、最後の30分彼から目が離せなかっ…
小説の"冷血"を読んだ上でこの映画を観て評価をしている。自分の中では読んでなかったら、この評価にはなり得ないと思っている。
まず何より
事件の詳細を厳密に執筆するために、カポーティが約6年も費やし…
フィリップ・シーモア・ホフマンが観たくて数年ぶりに鑑賞
オープニングから農場一家の殺害映像が詳細に流れる…と思ってたらそうでなくて
小説の冷血を何度か読んでたので映画と記憶がごちゃまぜになってたら…
ベネット・ミラー監督の名作。素晴らしい重厚感。トルーマン・カポーティってどういう人なの? って部分とどうしてそんな犯行をしたのかが気になり没頭してゆきます。
犯人と親密になり、日記まで借りてしまった…
このレビューはネタバレを含みます
人気作家、『カポーティ』と、『カポーティ』作の、『冷血』のモデルとなった、殺人犯『ペリー』の、作家と、取材対象の、殺人犯の枠を越えた、同性愛にも、近い絆と、作家としての、冷血さを描いた作品。『カポー…
>>続きを読む中盤までゆったりと進んでいるから眠かったけど、ペリーから日記を借りる場面を境に変わりました。そこからはペリーにどんどん共感していく一方で、作家の業と板挟みになっていくカポーティが内面から均衡を失って…
>>続きを読む同じ家で育った2人の男がいて、裏の勝手口から出た彼と正面口から出た彼が外で見た景色は対極にあれど、どちらの孤独も同じであった。
相手の中に自分が見えた時、情愛が芽生え、近づけば近づくほど見たくない…