ネリー・アルカン 愛と孤独の淵での作品情報・感想・評価

ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で2016年製作の映画)

Nelly

上映日:2017年10月21日

製作国:

上映時間:99分

3.3

あらすじ

高級エスコートガールだった自らの過去をモデルに、美しくも残酷なエロスを描いた小説でデビューしたネリーは、一大センセーションを巻き起こす。自伝的小説のヒロインが「性」に翻弄され、小説家として自らの「生」 に苦悩するはざまで、男たちを虜にするエスコートガール、刹那的に愛を求めるジャンキー、社交界で注目を集めるセクシーアイコン…。次々と生み出した分身たちに彼女自身がやがて蝕まれていく。

「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」に投稿された感想・評価

糸くず

糸くずの感想・評価

3.6
時系列と虚実が錯綜するモザイクのような映画でありながら、散りばめられた断片が明確なイメージを結ぶことはなく、どこかまとまりきらないまま終わってしまった印象。

「からだとこころはわけられない。私は私であることから逃げられない」ということへの絶望が基調なのかな?
takame

takameの感想・評価

3.1
この手の場面が切り替わる作りはついていけないと改めて思った。
淡々と流れていて特に感情移入もできなかったので、この評価。
FRAN

FRANの感想・評価

2.5
予告が気になっての今年劇場1本目でしたが、行きつ戻りつ、現実と小説内のストーリーにはいりこめなくて、ちょっと合わないかなの鑑賞後感。彼女の小説好きか予習ありで観たらもっと楽しめたかなと。
Yumi

Yumiの感想・評価

2.5
期待値が高かっただけに残念。
こういうことがあって、こういうことがあって、という説明的なシーンばかりで、彼女の内面に全く近づけなかった感。
やはり、彼女のことを知るには、彼女の著作を読むのが1番ということでしょうか。
本人の過去、現在、著作内容が入り乱れるので、混乱する人もいるかも。私は著作を読んでいなかったので、途中まで過去と現在なのかと思ってしまった。
でもなぜか男性がマチューばかり、女性がスザンヌばかりだったりで気付くことが出来た。
なんと言っても著作を読んでいないので、才能あるのだろうなという前提で話を受け入れるしかない。
おこがましいけど寂しい人、寂しい人生だなと思う。評価軸が自分ではなく、他人にあるから。
自分がどうしたいか、ではなく、他者から自分がどう見えるかが気になってしょうがない。自己承認欲みたいなものかと。本を書くことで自分のしたいことがわかるけれど、やはり批評が気になる。美しいのに更なる美、賞賛を求める。終わりがないので、自殺もむべなるかな。
聡明であっても抜け出せないものなんだな。
何故こうなったか、理由などないのかもしれないけれど、子供時代をもう少し見たかった。
初めて本編中に退出してしまった…。
“NOCTURNAL ANIMALS”の呪縛から逃れられないのか…陳腐で平板なショットの連続に耐えられない。

何よりも主人公の女優が全く美しくない…ファーストカットでニューハーフに見紛うほど。チラシの情報のみで見たので、本作の宣伝担当にしてやられた。チラシの写真は大きなサングラスで顔が隠れているし、アゴが上がっているので分からなかった。こんなにも顔もアゴも長いとは…。
「キレイだよ、シンシア」的な台詞が多々あるのだが、その返しの台詞が、まんざらでもない顔で「ありがとう」って…ウソでしょ⁉説得力ねぇよ。ベッドシーンも中途半端だし、そこは頑張りなさいよ‼

“NOCTURNAL ANIMALS”では映画の中で読んでる小説が実際に映画の中で映像化されてるわけだけど、本作も似たような構造をもち、映画の中で書いている小説が実際に映像化されているのだけど、2つの差が…尋常でない。

全くオススメできません。
Lily

Lilyの感想・評価

3.5
ネリーのデビュー作を読んでから観たからなんとなくわかったけど、何も知らずに観たら意味不明だと思う!笑
いろんな時代に話が飛んでいくから、今なんのシーンなの?ってなる。

あとネリーの強烈な幼少期がほとんどなかったからどうしてあそこまで屈折してるかも意味不明だと思うし!

けど、愛されたかったのよねネリーは。
必要としてくれる人なんてたくさんいるのに…。
翻訳がもっと出たらいいのに。


主役の子、スタイルは抜群だったけど、角度によってはサラジェシカパーカーに見えるからやたら気が散ったわww
難しい、
ただただ胸が痛かった
たぶんたくさん人格があったんだろうな〜って解釈してるんだけど
本当のところはどうだかわからない
予習は大事かも。復習もしたい。ので本を読む。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

 少し前にあった『アイム・ノット・ゼア』を思い出した。今ではノーベル文学賞受賞者となったあのボブ・ディランの人格を複数に分け、それをそれぞれ別の役者が演じるというかなり実験的な作りの伝記映画(伝記映画と呼んでいいのかさえ微妙だったけど)で巧くいっているか否かは分かんないけど面白い試みだとは思った。何となくそれに似ている。というよりもむしろもしかしてそれと同じような方向性を目指したのではないだろうか。






 日本での知名度がいかほどのものかちっとも分からないんだけど、フランスやカナダ圏では正に時代の寵児になったという女性作家ネリー・アルカン。本作は彼女の実人生と、小説のエピソード等々を織り交ぜて展開される。おそらく作り手がかなりこの女性に思い入れが強いようで、正直彼女や彼女の作品に馴染みがないこっちとしては説明不足にしか思えない場面も多々。






 とりあえず、個人的にすごく印象に残ったのはベッドシーンで、といっても滅茶苦茶エロいから印象に残った・・とかいうわけでは残念ながらない。ベッドシーンで全然カーテンをひかないのにちょっと驚いた。だって白昼堂々、男が女に金を払ってセックスしているんである。別に二人が交わる建物は田舎のど真ん中ではなくむしろ高層ビル群が立ち並ぶような町中。間違ってどこで誰に見られちゃうかも分かんない。しかも高級娼婦・・ってことはそれなりに金も社会的地位もある人間が客。こんなことしているって世間にばれようなら一瞬で人生パーになってもおかしくもない(かもしれない)身の上の男どもが、カーテンもひかずに堂々と鼻息荒げて女の身体に貪りつく。時には容赦ない暴力で徹底的に女をいたぶりぬく。いやいやいや、あまりにも無防備すぎないか。それともセキュリティ万全の建物なのか。映画を撮る上で暗い室内よりは明るい室内の方が撮りやすいということなのか。そんなどうでもいいことばかりが気になったせいか、正直この作家のどこがどう魅力だったのかがよく分かんなかった。どうでもいいようで、やっぱそういうディテールって実はとっても大事だと思う。
YutaIkawa

YutaIkawaの感想・評価

3.0
この作品は「主人公の儚く美しい生涯を描いた」と端的に説明できる作品だと思う。そしてその一言で済んでしまう所が残念だった。
主人公が何故絶望しているのか、実はあまりよくわからない。若さ故だったり、承認欲求が強過ぎたからと言えなくもないが、その説明だとむしろ主人公の実体が掴めず、そのため物語の強度が弱かったのであまり楽しめなかった。
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