笠智衆、なんと素敵な俳優か。ダンディで佇まい、所作に品があって可愛げもある。自分が生まれる何年も前に亡くなっていたが、好きにならずにはいられない。
そしてこんなに可愛くて面白いのに哀愁がある作品が…
途中。
描かれているのは単に「古き良き」日本の風景ではなくて、むしろそれの残り香。敗戦と高度経済成長によって崩壊していく明治以降の近代日本と現代の到来、家父長家族から核家族への移行。後期になればな…
漁獲量の大幅な減少によりサンマが食べれなくなってしまった近未来。なんとかして秋の味覚を得ようと元戦艦館長の平山が再び海に出た!
日本人の飽くなき食への欲求を小津安二郎が描く、不朽の名作SFエンターテ…
いやぁ~、これ良いなぁ。
今では、アウトなセリフがたくさんあったけれど、そういう時代だったからね。
古きよき昭和の時代、たまにはこういう作品も楽しい。
小津作品の中では、トップクラスだと思う。
さて…
東京物語より圧倒的に良いな、相変わらずショットが神懸かっている(特に長男アパートが良いな、影とゴルフクラブで平行線作っててビビった)ので台詞後の間が独特でも気持ちよく観れる、主演の演技は小津と相性が…
>>続きを読む昭和30年代、男やもめが24の娘と高校生の息子と暮らす家が舞台。
娘を嫁に出すまでを描く物語。
今だったら完全アウトのデリカシーのない会話が微笑ましい。
話している人を真正面に撮る素朴な撮影、…
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