このレビューはネタバレを含みます
『晩春』ほど紀子が極端に結婚を拒絶していなかったり、父娘だけでない家族それぞれの人物が丁寧に描かれているのでの当時の家族の話として結構観やすかった。
他の小津安二郎の作品にも当てはまりそうだけど、…
2度目の鑑賞。紀子役の原節子さんのお茶漬けを食べるシーンが印象的だったことを覚えている。改めて見直すと、紀子が戦争で亡くなったことになっている兄の俤を慕って、結婚を決意したのかなと。「好き」というも…
>>続きを読む平山周吉『小津安二郎』を読んでからの、10年ぶりかの3度目の鑑賞。小津映画を見ていると、なぜか目が潤む。それは、思いを隠した画作りがあるからだろうか?
この『麦秋』の中での移動カットは、14回あるそ…
これでいわゆる紀子三部作はコンプリート。キャストや役名、舞台設定に重複が多いもんだから、立て続けに観ると若干混乱するのが玉に瑕。
本作は『晩春』『東京物語』に比べてちょっとコメディ要素が強めだった…