偽大学生の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『偽大学生』に投稿された感想・評価

5.0
大江健三郎原作「偽称の時」

学生運動全盛期の東大(作中はたしかT大といわれる)が舞台。狂乱。狂気。
4.2
東大のリンチ事件。ついに発狂した主人公が、精神病院で「安保反対」を楽しげに叫んで駆け足をするラストシーンは、皮肉たっぷりではあるが、こういうものこそハッピーエンドというのだろう。

大江健三郎の原作を、白坂依志夫と増村が脚色、増村が監督した社会派作品。学生と偽って学生運動に参加したジェリー藤尾。スパイ容疑をかけられ、過酷な取り調べを受ける。学生たちの暴走と狂気、壊れゆく偽大学…

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3.7
最初と最後で嘘と真実が入れ替わってるのが浅はかですごい。
さく
3.8
授業で見た
拷問シーンが痛々しい
本物が偽物になって、偽物が本物になる
ひこいちが1番可哀想だった
tntn
4.5
クライマックスの演説大会で、横長画面が活かされるどころか、スペクタクル批判にまで接続される。語っている内容よりも、パフォーマンス自体が目的になる。
techno
3.2

2024.02.25
昭和36年度
近来学生の政治活動は活発であります。
駅の横にデパートが建ったんよ。お客さんが皆、そっちへ行ってもうて…
昨日も全学同が警官と掴み合い
学生は皆、全学同の一員
ポ…

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5.0

めちゃくちゃ面白かった…!
大江健三郎を読んだときの、閉塞感、八方塞がり、焦燥、不快感、逃げ出したくて、読み捨てたくて、しかし終わらないことにはどうにもおさまりつかないから、もはや仕方がなく読むけど…

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 原作「偽証の時」にそれまでの経緯を肉付けされているオープニングからしてある種非常にばかばかしいというか、「偽大学生て!」という気持ちがずっと消えないままではあるのだが、次第にやばいことになってくる…

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杏奈
4.9
オールタイムベスト

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