西村昭五郎の『花喰う蟲』同様、プロト・ロマンポルノ的作品。
ストリッパーである主人公の造形は、もろ伊佐山ひろ子とか芹明香がやりそうなキャラ。
階段を四つ足で登ってくる半裸の社長とか、不必要に不穏な…
「行くな言うたかて行ってしまうやろな
あんた生き物そのものやしなあ」
もっと見づらいのを覚悟してたけど、かなり見やすかった!
冒頭すぐに、ざっくばらんな母とリアリストな娘というキャラクターが掴めて…
266.2304
オープニングの「覗き見る目」が象徴するように、ストリッパー母娘の人生の一端を垣間見る印象的なカット。男にだらしない母を軽蔑しながらも、母と同じ道を辿っているように観察者=覗き見る…
ゴダールの「勝手にしやがれ」を神代なりに咀嚼した結果の作品ではないか、観ていてそんな妄想が頭から離れなかった。
「勝手にしやがれ」は1960年、この作品は67年。ちょうど符牒はあっている。どちらも…
ストリップで生計を立てながら男に翻弄される母娘の物語
ロマンポルノ以前のロマンポルノ
「大卒でぇ〜住友勤務でぇ〜」とかずっと言ってるけど50年前と今の価値観ってまるで変わってないのな
ムッチムチ…
後にロマンポルノで大輪の花を咲かせる神代辰巳の初監督作品。日活はじまって以来の大コケと言われるほど当たらず、神代監督は雌伏を余儀なくされたとか。ストーリーはいま一つだったが、ワンショット内でライティ…
>>続きを読むにっかつロマンポルノの前身の様な作品。
デビュー作は、その監督の全てが詰まっていると言われるが、(時にそのデビュー作を超えられないが)、その視線、その嗜好、その癖、すべてが神代。
彼は、巧い監督だっ…