『戦争と平和』や『松川事件』等、社会派作家として知られる山本薩夫監督が、山崎豊子の代表作を映像化。
山崎の「そこに重厚な人間ドラマがあるから」の言葉通り、関西のある大学の医学部を舞台に、教授の後任…
重厚な醜さ。仕事の本質も正義も忘れ、自らの出世欲を満たし利権拡大を図る。ふと上を見てみると大体3分の2はこういう人。若い頃は下品で格好悪いなと思ったけど、オジサンになるとその貪欲さはある意味才能だな…
>>続きを読む恥ずかしながら。山本薩夫監督作を実はあまり観ていない。今まで観ているのは「皇帝のいない八月」と「あゝ野麦峠」「氷点」。映画検定2級のくせに「戦争と人間」も観てないのか、とお叱りを受けそう😓。本作「白…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
医学部の権威争いの裏側。
手術の腕は良いが、自信家である財前助教授。
その腕に嫉妬し、財前の勝手な振る舞いを疎む東教授。
東は退官控えており、教授選に財前の対抗馬を擁立。
裏工作合戦で財前が1票差で…