[孤高の女優たちの孤高のポートレート] 90点
初フィリップ・ガレル。編集した映像をジーン・セバーグに見せたところ"このままでいい"と言われたので完全無音の映画となったらしい。セバーグ、ニコ、オー…
音量壊れたのかと思ったらまさかの80分無音。字幕もなし。ほぼ顔のクロースアップで構成された無音のポートレートを永遠に眺める、家にある振り子時計の音が大きく脳内に響いて気持ちいい時間だった。
笑う、泣…
80分間の無音 何の音もない時間は恐ろしい忍耐力を問われます
出演しているジーン・セバーグとニコにティナ・オーモン
35㎜ フィックスされたカメラの向こうから見つめられる
この映画に彼女*ジーン…
このレビューはネタバレを含みます
最高。DVDずっと大切に保管しとこ。
見つめることは、愛することかぁ…なるほど…。
ほぼ顔のアップだけで構成された1時間22分。静寂とモノクロのなかで、音も、物語の動機もなく、ただただカメラの前に…
■愛する人をモノクロ、しかも無声でひたすら撮り続けた80分。
彼女たちのまばたきや視線、しぐさを観ていれば、なぜフィリップ・ガレルがここからセリフ、音すらも抜いてしまったのかなんとなく理解できる。
…
ポートレート集、サイレント 適切な位置にカメラを置けば感情を捉えることができるっていう、ユスターシュとかこの人の後期の作品の方法論に繋がるものがある一方で、後期の作品ほど厳格ではなくて幻想的な雰囲気…
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