監督は1908年生まれだから90代なかばの作品ということか。
リスボンからマルセイユやアテネなど寄港地を経てボンベイを目指す豪華客船の旅。母娘は寄港地では船を降りて書物でしか知らなかった街を歩く。…
オリヴェイラが大好きになった一本。
まったく関係ないのだが豪華客船映画って、それだけでやりきった映画が少ないというか、後半で船に乗るか、後半で船を降りる映画になる。
前半の長すぎる歩きと対比されるよ…
公開当時劇場で観て、未だに記憶に残り続ける作品
90歳超えた人間には世界はこう見えるのか!と、有無を言わせず呑み込ませてしまう力に驚いた
そして、この辺りが遺作かなと思い込んでいたら、その後10…
歴史学教授の女性が8歳の娘と共に船旅をする
リスボンから乗船しマルセイユ、ナポリ、アテネ、イスタンブール、カイロ、アデンの史跡を巡り文明の痕跡について語り、幼い娘もどこまで理解しているのかわからない…
えーっ?
???
?
途中までニコニコしながら笑いながら観てたら、やられた。
こんなふうに世界を切り取ってみせられたのはじめて。
船が進むのをまるで子供が描いた絵みたいに見せるし、戦争のときの飛行機…
多言語がカット内に混じり合うバストショットでの会話から英語のみの会話→ギリシャ語の歌→言語自体意味をなさない距離による無声化の流れに痺れるほどの演出の徹底がある。ギリシャ語が共通言語になるもしもの…
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