小津は常に新しい。
友人の死も浮気もそして我が子の死も全て通勤電車のように決まっていたことかのような、それでいて何もかも変わってしまう無常がフィルム全編を支配している。
オフィスビルと月桂冠の看…
【えっ、本当に小津作品なの⁉︎
めっちゃスリリング。シュラシュラ修羅場】
わー!まさか小津安二郎の作品で修羅場を観る日が来ようとは。おもしろ…
フォントからマグカップまで、相変わらず画面がお洒落。…
未来の持てないサラリーマンというのが、ちょっと意外だった。時代は戦後の復興期、高度経済成長が始まろうとしている時期だから、東京で働くサラリーマンたちはもっと意気揚々としてるのかと思ったけれど、全然そ…
>>続きを読む監督は小津安二郎、脚本は監督と野田高悟が担当して製作された1956年の日本映画
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夫婦の倦怠期、夫の不倫など、当時の新しい夫婦像を小津監督の感性で映画にした作品。現在まで続く普遍的な夫婦問題でもあ…
子供を亡くしてから妻との間に倦怠感を持つ丸の内勤務のサラリーマンが、職場の同僚と不倫関係に陥る物語。
現代の不倫ドラマと比較すると牧歌的な描写が目立つ。無頓着な夫と堪える妻という構図や、シャツに付…
最後の岡山に着いて、2人が同じ方向を見ながら『これで良かったんです』のシーンは心残り満載で鬱屈とした気分にさせて終わる
奥さんは旦那さんが不倫したことをわかっていながら決して自分から言わずに帰りを待…
妻•淡島千景がいるのに、同僚•岸恵子と浮気だと?
蒲田から丸ビルに通うサラリーマンの悲哀、夫婦のすれ違いと再生を描いた作品。主人公がなかなかの傲慢亭主ぶり。共働きというのに、自分の帰宅時にご飯が出…
そもそもなぜ本作に『早春』というタイトルをつけたのだろう。紀子3部作の『晩春』はまさに嫁ぎ遅れの娘紀子(原節子)を主人公にした名が体を表す映画だったが、『早春』というタイトルにあてはまる登場人物は、…
>>続きを読む松竹株式会社