小津は常に新しい。
友人の死も浮気もそして我が子の死も全て通勤電車のように決まっていたことかのような、それでいて何もかも変わってしまう無常がフィルム全編を支配している。
オフィスビルと月桂冠の看…
【えっ、本当に小津作品なの⁉︎
めっちゃスリリング。シュラシュラ修羅場】
わー!まさか小津安二郎の作品で修羅場を観る日が来ようとは。おもしろ…
フォントからマグカップまで、相変わらず画面がお洒落。…
このレビューはネタバレを含みます
未来の持てないサラリーマンというのが、ちょっと意外だった。時代は戦後の復興期、高度経済成長が始まろうとしている時期だから、東京で働くサラリーマンたちはもっと意気揚々としてるのかと思ったけれど、全然そ…
>>続きを読む監督は小津安二郎、脚本は監督と野田高悟が担当して製作された1956年の日本映画
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夫婦の倦怠期、夫の不倫など、当時の新しい夫婦像を小津監督の感性で映画にした作品。現在まで続く普遍的な夫婦問題でもあ…
観れるものなら全作観たい小津安二郎監督映画。年月かけてようやく今作が19作目。
観ようと思っていた作品は全て鑑賞できた。サイレントとかず〜っと昔の作品となるともう少しあるけれど。
小津作品の中でも…
リビングで見てたら親がテレビの前でヨガやり始めて、「登場人物全員シャキシャキ喋っててテンポ良いわね〜小津の映画って聴き取りやすいわ」って言ってた。言う事全部サッサと言って、サラリーマンという事もあり…
>>続きを読むオフィスの廊下を正面の扉の方へゆっくりと進んでいくカメラや、池部良と会話する淡島千景にかかる影の強さ、切り返しショットのテンポ感やずらし方、気持ち良さそうに説教する田中春男らの気持ち悪さ、病に伏す同…
>>続きを読む切なくとも美しい家族を描く小津安二郎監督が描く「不倫劇」となると、俄然興味がそそられる。
相変わらず映画らしい劇的な展開があるわけではないが、人間ドラマとして十分に濃厚である。不倫が乗り越えるべき障…
松竹株式会社