終始仏頂面の信雄が見せる最後の涙に人夏の出会いと別れの寂しさが増幅する。
大人が見ていない間に子どもたちはお互いの顔を見て会話し、語る。
子供だからと何も考えていないように見えても、何かを常に考えて…
両親も子供も良い人だったから
んんん…ってなってしまうよなぁ
育った環境で将来が何となく分かれてしまいそうな片鱗が滲み出てるのもやや暗い気持ちになる
子供は親を選べないけど、親も生きていく為の環境を…
『もはや戦後ではない』という新聞の見出しとは裏腹、戦争や学校という規律の中で人は貧富の差は無く、平等であれる。
同じように無駄死にしてもお国の為と言われた方が救われるものがある。
ポケットに穴が…
昭和31年、食堂の息子である信雄が対岸に繋がれているみすぼらしい舟に住んでいる少年の喜一と出会い友達になる話。
全然知らない映画だったけど子供達の世界を描いた話は好きなので観てみたらとてもいい映画だ…
船が着いてから去るまでの映画。つまり戦後が色褪せ、最早二度と帰ることのない少年期というかけがえのない瞬間を封じ込めた。男は引き摺り、女は流される。移動を捉えた流麗なシークエンスや間をいかした素晴らし…
>>続きを読むモノクロ映画はあまり見たことがなかったから余計にそう感じたのかもしれないけど、信雄が出てくるたびにその顔と目とがハッキリ焼き付いて、その悲しさとか好奇心とかがすごく印象的だった
誰も悪くないのにね…
日常風景が進行していくだけでなぜか引き込まれるのはなぜだろう。
切なく悲しい映画で、未来が明るい事をただ祈っていたけれど答えが出ない感じのエンディング。
信雄もきっちゃんも可愛かった。
銀子ちゃん悲…
「石鹸の匂いがするなぁ、のぶちゃんのお母ちゃん」
藤田弓子も加賀まりこも声がめちゃくちゃいいな
ひとつセリフ残して次の場面にいく
台詞にしない
ただこれも船で暮らす一家とは反対側の視点だから”あ…
木村プロダクション