銀子「のぶちゃんのお母さん石鹸の匂い」
喜一のお母さんが昔編み物をしていた話
その一言は私の頭いっぱいにイメージを与える。
その繊細さからくるなんともいえぬ感情に涙を流してしまった。
カットも演出も…
早川千絵が映画作家を志した作品ということで鑑賞。1981年の作品なのでモノクロスタンダードはあえての仕様。
『ルノワール』との類似点が山のようにあった。子どもが大人の世界を知っていく話だったし、老…
もはや戦後ではない。いやいや、庶民の生活にはまだまだ戦争の色が見て取れる。
そういう時代で子供だってうっすら分かってる。雰囲気から察することができる。自分たちに横たわる"違いを"。
そんな大人び…
おのおの傷を抱えていながら、やさぐれているものは誰一人としておらず、加賀まりこ演じる遊女でさえも、どこか慈しみや優しさを湛えていて、まあ恐らくこれを見て嫌な気分になる人はいないだろう。ただ、戦後日本…
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