『ホース・マネー』よりは幾らか観やすい印象で、もう少し映画内に入り込める導線を用意してくれている感覚も。一方で現実との境界をボカす、というかそもそも作り手の世界感覚そのものっぽい独特の質感は他作品と…
>>続きを読むこれも昔見て以来でDVD引っ張り出して久々に。都会から来た女性の若さ漲るエネルギー(素晴らしい)と、対照的に沈滞する島の人々の鬱屈した空気。皆わけもわからずもがいている感じ。主人公マリアーナは終始苛…
>>続きを読むアピチャッポン諸作、特にシチュエーションの似通っている「光りの墓」と近い印象もあながち間違いではないような気がする。
時々誰がいないのか、もしくはもういない人なんじゃないかと思うような瞬間がある。大…
そんなに難しい脚本ではないはずなのにカットのつなぎ目がバラバラになっていてかなり困惑した。うだる猛暑がつたわってくる乾いたロングショットの中で押しつぶされるように横になる主演女優さんのうなじ、背中、…
>>続きを読む無音の「噴火」から刺激的に’’音’’が挿入されるOPにはエネルギーを感じた。今回は余裕でカラーだけども、敢えて白黒にしていた『血』ではできなかった「色」というものを意識しているのが強く伝わるものの、…
>>続きを読む全く理解出来ず。ただ映像から伝わる強烈なエネルギーによって飽きずに観られた。舞台のカーボ・ベルデはポルトガルの植民地で、島の人々も実在するらしい。作品理解の参考になるかもしれないサイト↓
https…
物語を脱構築した、感覚・記憶・沈黙の旅。
火山島の重力と音の余白に身を委ねる経験は、映画の力を意味に還元せず、場の余韻に委ねる稀有な体験だった。
コスタの才能と植民地という歴史への沈黙が、美しく交錯…