すでに巨大化しつつあるジュリー夢二...は置いといても、そんなことどうでも良くなるほどの美しい画面作りの浪漫三部作ラスト。金沢舞台の能登弁が良き。宮崎ますみがいちばん夢二の絵の中に出てきそうな顔面で…
>>続きを読む久々。『カポネ大いに泣く』に続いての顔パンパンになりかけで妖艶さのかけらもないジュリーが清順の妖艶な映画に入り込んだって感じ。徹底的な軽薄さに次ぐ軽薄さの中に垣間見る芸術への執念で、あくまでフィクシ…
>>続きを読む濃密で鮮やかな映像と美意識、しかし軽快なタッチで展開する物語はとっつき易い…はずだったが終盤で何も分からなくなる。思わず身を乗り出して画面に釘付けになるような、数々の美しい瞬間に身を委ねるだけ。雨の…
>>続きを読む『浪漫三部作』の最終作
鈴木清順の映画は演出が破茶滅茶だからか肝心のストーリーが分かりにくくて集中力が切れるから、あらすじを軽く頭に入れた後に観たら信じられないくらい良かった
前2作も同じ感じで見直…
ジュリーは歌の中でも女性の扱いってほんと酷いなって思うけど、今作でももうぐちゃぐちゃ。ブレードランナーじゃないけど世界観こだわり強すぎて、ストーリーはもうよくわからない(ブレードランナーどころではな…
>>続きを読む金沢出身なので方言に実家のような安心感を受けた
カメラが生き生きしているというか、その存在を隠してない感じがした
たぶん対象を何かに写しとるということでは生業同じの夢二に何か重ねてるところはあった
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画面から滲むのは「夢」そのものだ。
カラフルな着物の染み、舞妓たちの舞、牛の首、血の湖のグロテスクな美、虫が浮かぶアップ、非現実と現実の境界線が溶けてく。
それらは物語の筋ではなく、鏡として私の内側…