"ツィゴイネルワイゼン"、"陽炎座"に継ぐ浪漫三部作の完結編で、個人的にはこの三部作の中で鑑賞後の余韻が一番良かった作品だった。
まず印象的だったのが画作りで原色がメインなんだけど、特に後半からは…
夢に生きて夢を恐れる。
四人の男。
女を蔑む男は名を失くし顔を失くした。
それでもまた力や欲ありきそれを繰り返す。
この中で女を重んじる男はどうだろう。
女のように貫き痛みを得る男が描かれ…
さあ、夢のようなアートのお時間ですよ。
ぽーん、ぽーん、と、色とりどりの宙に浮かぶ手まり風船。巨木の太い幹に佇む巫女の後ろ姿。
その女は振り向かぬ。
顔を見たけりゃ、俺を撃て。
バーン!
ずっと映…
鈴木清順監督『夢二』(1991)
幻惑される男の詩文ー
久々に鈴木清順を観ると、
"いったいなにをしているのだ"という宙吊りの鑑賞態度が続いて、映画を観るってそもそもなんなのだと、自分が可笑しく…
すでに巨大化しつつあるジュリー夢二...は置いといても、そんなことどうでも良くなるほどの美しい画面作りの浪漫三部作ラスト。金沢舞台の能登弁が良き。宮崎ますみがいちばん夢二の絵の中に出てきそうな顔面で…
>>続きを読む久々。『カポネ大いに泣く』に続いての顔パンパンになりかけで妖艶さのかけらもないジュリーが清順の妖艶な映画に入り込んだって感じ。徹底的な軽薄さに次ぐ軽薄さの中に垣間見る芸術への執念で、あくまでフィクシ…
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