浪漫三部作の3作目。沢田研二が主演ということもあり、前2作に比べて、ノリが軽く、雰囲気が全体的に明るい。
それでも、清順ワールドは健在だが、望んでいたものとは、ちょっと違う。
個人的に巴代(毱谷友代…
◯鈴木清順の浪漫三部作③
◯前作『陽炎座』にハマりきれずもういいかと放置していたのだが、仕事で竹久夢二に関する文章を扱うことになり思い出して鑑賞(仕事の足しにはならなかった)。
◯浪漫三部作の中…
三部作のなかで1番技巧的で、女を客体化する男という構図が如実だった。
画家としての竹久夢二を意識してか、夢二の代表作である『黒船屋』『立田姫』の構図が用いられてるシーンがあったり、クリムトやビアズ…
今まで見た映画で、一番女性が美しかった、トモヨ。美しい、映画で美しくなってる。
相変わらず意味は、いや、特に意味が分からず。耽美芸術が引用されてたから、まぁそれでもいいのだろうが。
回を重ねるごとに…
鈴木清順監督による浪漫三部作、その掉尾を飾る作品である。
竹久夢二を題材とし、架空の女性・脇谷巴代、実在の人物・彦乃とお葉との関わりを描いている。
本作は前ニ作に比して幾分か短尺となっており、テー…
正直、広田レオナかわい、、というのが最大の感想だったりするのだが。
湖面に刺さる土管、水の下にあるとされる死体。水中を見たいという欲望を抱かせておいて、決して解決せずその代わりに、過去現在、絵画と夢…
嫋々と響かせる淡谷のり子の宵待草。男女の想いが交錯しまくって絡まりまくった舞台の幕引きに沁みる。
惨事の一歩手前、一触即発のきわどい綱渡りを4〜5人入り乱れてやっているような、混線気味の進行。
前二…
美しいものだけでしつらえたこの世界に、ただひたひたと身を浸せばよいのだ。妖しいちからにからめとられ、両目を大きく開けたまま、夢をみよう。
耽美で淫靡で猥雑で。幽玄夢幻の映像世界。
小道具ひとつひと…