このレビューはネタバレを含みます
後日、黒澤監督が、
「もっとも愛らしい作品」と語っていた佳作。
戦時中の女工員を主人公に、
軍隊に届ける兵器などを製作する軍需工場が舞台。
男子の倍増増産計画に対し、女子にも1.5倍増産…
このレビューはネタバレを含みます
戦時中作品。木下恵介の『陸軍』(公開1944年12月7日)。この作品は(公開1944年4月13日)。
検閲があってタイトルからまずは撥ねられいろいろ改題あって「一番美しく」となる。
当時の日本が美徳…
黒澤明監督作品で一番尊く美しい青春映画。光学レンズ製造工場に全国から集められた女子挺身隊の組長矢口陽子がリーダーシップを発揮し、生産ノルマ達成に向け懸命に労働奉仕する隊員達の健気さ、女子寮寮母入江た…
>>続きを読むたしかにこの映画から全体主義の恐ろしさが垣間見える部分はあるけど、幼いながら純粋にリーダーとしての責任を感じながら実直に逞しく働く主人公に心打たれた。
日本軍の強さの裏には現代では考えられない環境下…
最近ずっと大学図書館で黒澤明作品を鑑賞してます!よく人から変な目で見られる…😢
というわけで黒澤明が太平洋戦争中に製作した『一番美しく』を鑑賞。
軍需工場で働く女性たちを主人公にした作品。軍…
同じ属性の人間が同じような運動をして、群衆の身体性が画面に横溢することのかっこよさ、美しさ、面白さ。女性であふれる空間の中に1人だけ男性を入れることで一気にシーンが引き締まり、完成される。夜の畑で満…
>>続きを読む黒澤明初期作、2本目
ーーーあらすじーーー
■兵器に搭載される光学機器を生産している東亜光学平塚製作所、戦時非常態勢により増産計画を発令。男子工員は通常の2倍、女子工員は1.5倍という目標数値が出…
さすがの黒澤明も戦争中に国から戦意高揚映画作れと言われれば断れるわけもなく。
さすが黒澤だと思うのは少女たちのあれこれ頑張る姿をメインテーマに置いて戦争を背景に留めながら感動的で普遍的な作品を創り…
みんなでガマン!
戦争のCMを観ているかのようなプロパガンダ映画。
戦時下の思想が見えて現代のわたしが見ると違和感が募るセリフだらけだけれど、なるほどこの時代の美しさとはと考えさせられる映画。
これ…
うら若き女子工員たちを含む皆が、礼儀作法を身につけ正しく美しい日本語を話し年長者を敬い弱きものを支える。バレーボールの光景などで時折挿入される屈託のない笑顔からは青春の瑞々しさも。まさに美しい人々に…
>>続きを読む