このレビューはネタバレを含みます
「昭和19年。全国から徴用された少女たちが女子挺身隊として軍需工場で働いていた。光学機器を生産する東亜光学工業では、挺身隊の組長・渡辺ツルが少女たちをまとめ、レンズの増産に従事していたが、やがて過酷…
>>続きを読む黒澤明の監督第二作目で、戦時中に制作された戦意高揚作品。軍需工場で兵器の部品やレンズをひたすら作る女工達の話で、主役は直後に黒澤夫人になる矢口陽子。
お国と兵隊のために身を粉にして働くのが「一番美し…
戦時下においてはプロパガンダ的役割を担うが、現代の我々の視点からすると、病気や怪我、肉親の死すらかなぐり捨てて必死に働く女性工員の姿は異常にすら思えるし、「頑張れ」と鼓舞する声も滑稽に聞こえてしまう…
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