物語というより、すでに死んだ時間の残響を聴いているような映画。語りと映像が断絶し、登場人物は生きているのに過去の亡霊として存在している。反復される音楽が甘美であるほど、植民地社会の倦怠と腐臭、愛が成…
>>続きを読む喋らないタイプの幽霊と声だけの幽霊が各々導いているのだけれどそれを見ているつもりの私も鏡の中の幽霊
India songはkip Hanrahanのバージョンをよく聴いていたのでああこれかって感じ…
ついに、念願の。
難解という前情報がありながらも、官能的な極上の時間にからだ全身が溶けていった...。
ストーリーがどうの、とか、日常の会話とか行動とか、全て吹っ飛ぶ。
あと、小難しい詩の引用とかが…
このレビューはネタバレを含みます
若い時,芝居をやってるつもりだった頃、図書館で漁ってきたインディアソングのサントラ版をテープに入れて、芝居に使ったらイメージトレーニングというかネタ探しのためにずっとずっと聞いていた。サブスクも配信…
>>続きを読む小説家として広く知られているデュラスの代表的映画。
パンとfixを用いた撮影と映像の反復が際立っており、ストローブ=ユイレを彷彿とさせる瞬間もあった(ただし彼らのようなミニマルさはない)。
いつもの…
副領事の慟哭、めっちゃ引っ張るのよかった。
計算され尽くした長回しに、全てアフレコということですが、音が先なのか映像が先なのか不思議な映画でした。どのようにタイミングを合わせたのか。冒頭の太陽の沈…