”大阪物語(1957)”
この作品は、溝口健二監督が生前、井原西鶴「日本永代蔵」「世間胸算用」「万の文反古」に取材し、依田義賢と共同脚色したものです。
惜しくも撮影寸前に他界してしまった溝口監督に代…
溝口が準備を進めていた作品。脚本依田、美術水谷、音楽伊福部のスタッフを吉村が引き継いだ。溝口だったら、これほど笑える喜劇になっただろうか。徹底したドケチぶり。こぼれたコメを拾い集めて両替屋を開く。最…
>>続きを読む嫌味な役をやらせたら天下一品の中村鴈治郎という怪優オブ怪優が、極貧の農民から成り上がったクソどケチ商人を演じるのですが、本当に血も涙もなくて最高なんです。
そいで20代の勝新が三味線を弾いて歌うシー…
貧しい農民からの主人にまでのし上がった近江屋の主人を中村鴈治郎が演じている。
誰もが驚くほどのドケチで、こういう役をやらせたら天下一品だ。
お金に執着して生きていたら、こうなるなぁと思いながら観た。…