さらば、わが愛 覇王別姫の作品情報・感想・評価

さらば、わが愛 覇王別姫1993年製作の映画)

霸王别姬/Farewell My Concubine

製作国:

上映時間:172分

ジャンル:

4.1

「さらば、わが愛 覇王別姫」に投稿された感想・評価

まさに総合芸術。個人的なアジア映画史上最高傑作。京劇の舞台シーンも素晴らしい。約3時間すべてが完ぺき。※時代に翻弄される人々。※芸術家の苦悩と狂気。※複雑な三角関係。ラストは衝撃的。気合いを入れて見る映画。
ストーリーが物凄く面白いし、紅色がかった映像もとんでもなく美しい。第二次世界大戦前後の1920〜1970年代末ぐらいまでの長い時代を描く大河作品。血縁や性を超えた魂のレベルでのつながりを感じさせた愛の物語… 同じ第5世代チャン・イーモウの『活きる』や、第6世代ジャ・ジャンクー の『プラットホーム』とあわせてご覧いただきたい。時代の激変と芸術…
saabu

saabuの感想・評価

5.0
文化大革命以前・以後のストーリー。中国の歴史や文化を学びたいとこの映画を観て触発された。
somal

somalの感想・評価

4.4
監督の最新作が公開されるので再観賞しました

10年以上前、仕事でお話する機会があった中国共産党員の女性が、この作品を個人的ベストに上げていましたが、文革を否定的に扱っているので、この人大丈夫なの?と、心配した記憶
20年くらい前は、映画評論家のおすぎさんも個人的ベストと公言していました

ラストの解釈について、友人と議論が物凄く弾みました(是非ではなく理由について)

レスリー・チャンが神々しいまでに美しく、もう彼を見れないと思うと切ないですね


新作のチケットを会社から何枚か配布されたのですが、こういう事しないとダメなんだろうか?
社運を掛けている感はあるけれど…
nknskoki

nknskokiの感想・評価

3.8
新年快乐!
旧正月なので中国映画のレビューを

日中戦争や文化大革命などを背景として時代に翻弄される京劇役者の目を通して近代中国の50年を描く
中国大好き芸人にはたまらない一本!

激動の中国を生きる三人の心情ドラマだけど、僕はどちらかというと華麗な「覇王別姫」京劇や文化大革命の描写とかそちらの方に感動しました
とても壮大で素晴らしい

中国映画独特の雰囲気、インパクトのある赤い映像美、そして病みつきになる音楽とか見所は満載
fujiK

fujiKの感想・評価

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🎦✒️📑

このレビューはネタバレを含みます

170分と長いものの、一気に引き込まれて観てしまう名作だった。
とにかくレスリー・チャンの演技が凄い。これだけでも観る価値があったほど。

京劇の煌びやかさとは逆に、ストーリーはドロドロしていて重い重い。
大好きな小楼とペアで役者として成功し、片想いしつつも幸せそうな蝶衣が、時代に取り残され急激に転がり落ちていく様が見ていてひたすら辛かった。
それでも京劇と小楼から離れられない蝶衣が更に辛い。菊仙も強かながら悪人ではないと分かっているけども、蝶衣視点だと泥棒猫にしか見えず。中盤以降の京劇のシーンで度々「あの頃は良かったのに」と序盤を思って悲しくなってしまった。
自己批判のシーンの蝶衣は、悲しくもあり、いっそ清々しくもあった。
ただ、小楼がすぐに蝶衣を批判し始めたのは残念。そこはもっと抵抗してくれよ…と思うのは蝶衣に肩入れしているからかもしれないが。
姫を捨て妻を捨て、幼少期の包容力や逞しさはどこへやら…そこまで執着するほどの男か?と思わずにはいられない。
小説版とは真逆らしいので、なおさら残念。人間の弱さ脆さを描くにしても、何もそこまで小者にしなくても…。

ラストの台詞の言い間違いを指摘されるシーンは何度見ても胸が痛む。
年齢による衰えを感じる小楼と、昔と変わらず美しい蝶衣の対比がまた辛い。
小楼が手に入らないと知り、項羽に愛される虞姫のまま京劇の中で死んだようにも見えるが、蝶衣が数十年ぶりに舞台を降りられた救いのシーンでもあると感じた。どちらにせよ悲しいだけの最期ではない気がする。
蝶衣の京劇人生と、空白の11年間を想像すると色々こみ上げてきて、エンドロールで泣いてしまった。
だらだらと纏まらないが、とにかく良い映画に出会えて良かった。
衣装が劇でも劇じゃないシーンでもすごく好き。幻想的な雰囲気とレスリーチャンの美しさ、風雅と愛憎に触れて意識が現実から離れる。
otom

otomの感想・評価

4.6
時代に翻弄される京劇役者の四面楚歌っぷりが半端ない。文化大革命以前の中国が実に魅力的に描かれている。傑作。
チェンカイコー監督の最高傑作。
京劇の世界とレスリーチャンの演技に圧巻で、最後まで目が離せない!
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