非ハリウッドのヨーロッパ映画の何がいいかって娯楽映画として観ると退屈。じゃあ芸術映画かといえば、俗でギョッとする瞬間が急にぶち込まれてくるから好き。
雄大なオーストラリアの自然と時折インサートされ…
「美しき冒険旅行」 (ニコラス・ローグ監督 、1971年、英国)をU-NEXTで初視聴。
人生ベスト級に素晴らしい作品を見つけた気がする。本当に素晴らしい映画だった。壮大ながらも文明批判の香りがす…
14歳の姉と6歳弟がオーストラリアの砂漠を彷徨いアボリジニの青年と出会う話。
彷徨う羽目になった原因が父の自殺で姉はまだ幼い弟を引き連れて砂漠を歩き続ける。普通は根をあげそうだが本当にタフな姉さんだ…
異界の地と子供の受難。自分が好きな二代要素が合わさり、映画史で最も美しい類に入る映像が加われば、好きにならないわけがない。わりとあからさまなショットのジャクスタポジションによる文明比較もそんなに気に…
>>続きを読むこれまた見たことない感じの映画。狩られて捌かれるカンガルーはじめて見た。
唐突に始まる荒野サバイバル。主要な登場人物は3人しかいないが、大量の動物たちがカットインしてくるので、始終賑やかな映画だ。…
始まりも終わりもなく、中心もなし、過去も現在も未来もなく、気球観測隊が説話に介入することも殆どなく、ただ槍のごとく突き抜ける。直情のクロスカッティングがクドいが心地よい。
〈私〉が引き受けた実存、…