いままでに起きたすべてのことが、最後の一点に収束していく様がとても美しい。全部の出来事があのラストのために起きていたというような、ある種の世界系の究極を体現するような、あの瞬間に死んでいた命が再生す…
>>続きを読む演技(=フリ、嘘)でしか家族、友人、恋人と関係を築けない男女は、昼間に向き合って話すと衝突してばかりで、表情が読み取れない暗闇でしか本音を語れない。
階ボタンを押さずにドアが閉まったエレベーターの宙…
広い都市についての映画であるが、一方で、とても閉塞感が伴う狭い人間関係の映画だ。
前作のクーリンチェから打って変わって、トレンディドラマで、コメディタッチで本作は描かれるが、根底にあるのは、閉塞…
『牯嶺街少年殺人事件』の監督とは思えない退屈な映画だったのは、喜劇であるから微妙な言葉の壁があったのかもしれない。最初に孔子『論語』から引用されるのだが、それも字幕では理解できなかった。たぶん孔子の…
>>続きを読むでてくる人たちのこと嫌いな瞬間のほうが多かったのだけれどみんなすきだった
不完全な人になる勇気なんてないかもな
ほんとに幸せになる方法が知りたい
なんか観たあと、中学生のときの学校行かなくちゃいけ…
面白かった!!
経済成長の波の中で変化する人間関係と登場人物たちの揺れ動く気持ちが面白おかしい!
なんだか右往左往する若者たちに寄り添ってくれているような心地よさもありました。終盤最悪のエンカウント…
空間演出とメタ的構成が活きている。大衆の恋愛小説を書いていた作家が新作として『儒者の困惑』を出版し、映画内の前半で小説家を中心に描かれる群像劇はまさに『儒者の困惑』であり、大衆の恋愛小説の登場人物た…
>>続きを読む前半は、正直会話が多くそんなに好きな作品に思えないんだが、後半からのライティングや構図はヤンの素晴らしさが出ている。
アルトマン的な方法で台湾というか中国のアイデンティティと近代化を上手く表現してい…