フェリーニの亡くなる少し前のインタビューと俳優やスタッフの証言によるドキュメンタリー。
子供の頃、街にいる奇妙な人、変な人に憧れたという。そのイメージが彼の創作の原点にあるのだと思う。
本物より…
「本物の故郷リミニより映画の中で創作したリミニのほうが私の人生に占める割合は大きいのだ。つまり私は嘘つきなのだ」というフェリーニの発言からタイトルをつけたようだ。素材がいいのだから面白いと考えてレン…
>>続きを読む美術や撮影にあれだけ拘っていたフェリーニが、映画は手段が目的を超えてはいけないと語る。
彼の映画にはあの恐ろしいまでの造り込みよりも、遥かに大きい主題があるということだ。
彼はネオレアリズモから出て…
晩年のフェリーニ肉声がたっぷり聞けるたまらん感慨深いドキュメンタリー。
「人生の方向が決まる時に自分の意志が働くとは思わない。いつも物事はごく自然に起こり、私はそれらをごく自然に生きてきた」 もう…
映画とはないものをあるようにみせる嘘なわけで。常に頭の中の脚本、イメージを映画にしてきたフェリーニだから「本当にあったことと自分が作ったものがどっちが現実かわからなくなる」という言葉も…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
布のシワを直すのが自分の役目で「映画は文学やドラマである前に絵画」と言い切ってる
地図に乗ってる実際のリニアよりも、自分が映画でつくったリニアのほうがリアルに感じるって言ってたのも印象だった
実際に…