湖のランスロの作品情報・感想・評価

『湖のランスロ』に投稿された感想・評価

最初の印象は戦闘シーンとか雑に思えてしまい今一つだったけど、改めて鑑賞するとその淡々としたブレッソンらしさに生々しさが感じられて好印象と転じた。

というかこの映画、中世を舞台にしただけあって後期ブ…

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騎士であるランスロの内面の探求。
忠義のために闘うか、王妃グニエーヴルと愛を誓うのか。そして神への敬虔な信仰とは何か。彼はこの3つに引き裂かれる。

正直なところ、聖杯伝説に詳しいわけでもなく…

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無眠
-
繰り返し何度も観た。馬の鳴き声しか覚えていない。

王の従者ランスロットを愛し、彼にすべてを捧げようとする王妃。ランスロの方も彼女の肉体を欲するが、しかし、二人のあいだに神が立ちはだかるのだった…。

コメディ映画のような緩いテンポで幕開ける殺し合い…

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4.0

シネマトグラフというよりキネトスコープを思わせる斬首で幕を開け、侍者が姫の身体を洗うシーンも見世物めいた客体性が漂う。
兜によって狭窄化された視界は観客に共有され、空間的な広がりを欠いた一角で演じ…

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Lualdi
-

聖杯伝説が恩寵と信仰を通じた救済を描写するのとは対照的に、ブレッソンは鉄と血の運動として凝視する。

漁夫王の癒えざる状態、荒廃した土地、そして沈黙する聖霊は、聖杯を万人を救済する普遍的な恩寵ではな…

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lune
5.0
凛として、どこか儚い..湖に沈む,騎士たちの静かな夢𓈒𓂂𓏸
盆栽
3.9

終わりのはじまりの気配


 ロベール・ブレッソン監督による、アーサー王伝説に登場する騎士たちの末路を描いた、静寂に包まれている作品。本作は、ブレッソンらしい極端に抑制された演技と、簡素な演出によっ…

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toro
3.5
これまでに観たブレッソンの作品でいちばん分かりにくかった。
難解だった…

鎧と馬の音がすごく印象に残ったな🐎

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