キャタピラーに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『キャタピラー』に投稿された感想・評価

nola
4.4

パンチの強さに定評のある若松孝二御大が放つ激強左ストレート映画。左すぎて並の反戦映画にブチギレるバケモノっぷりはロックがすぎる。戦争で四肢と耳を失った兵士とその妻という、どう考えても感動できるような…

>>続きを読む
大日本帝国や帝国婦人会などを批判の題材とはしつつも、『ジョニーは戦場へいった』を初めとする反戦映画に対し"反戦ポルノ"と断罪するホンモノの傑作。

若松孝二監督『キャタピラー』(2010)

なくしてもなくならないものー

戦時下で歪められた人間性の叫びがかすかな尊厳を取り返そうと感情の手足をのばす。

戦争がつくったすべの傷の衝撃からのがれる…

>>続きを読む

 8月なので戦争映画観てます。日中戦争に従軍し、頭部に深い火傷を負い、両手両足を失った姿で帰還した兵士。まるで映画のタイトルの"キャタピラー"(日本語で芋虫の意味)のようになった彼は寺島しのぶ演じる…

>>続きを読む
5.0

このレビューはネタバレを含みます

元々家庭内暴力や、
家内にひどく当たっていた男だが
戦争で駆り立てられた後、
中国の女をレイプしてその後殺したり
残虐非道のことをしていた。
妻はそのことは梅雨知らず戦争で
立派にやり遂げたんだと思…

>>続きを読む
ummm
5.0
戦争への怒りをここまでストレートに伝えている映画は見たことがない こんな映画がずっと観たかった、ありがとう

江戸川乱歩『芋虫』読まなくては。

エンドロール「死んだ女の子」

BC級戦犯で絞首刑というのは初めて知った
戦争の被害者を犯罪者として殺す行為

戦争が現在にあるなんて、これから起こるなんてあって…

>>続きを読む

人間の性をうまく表現した逸品。戦争という非日常の出来事が、本来の欲望を抑えていた理性を悉く壊してしまう。その瞬間自分だったら…と考えると恐ろしささえ感じる作品だ。寺島しのぶの名演技に圧倒されっ放し。…

>>続きを読む

これは国と国とが争う〝戦争〟を描いているだけではなかった。後半の展開は圧巻。

おっかなびっくり、怖いもの見たさで観た映画だったが、そんなことは言っていられない。すみません。そんな邪な気持ちで観てし…

>>続きを読む
travis
4.3
2011年鑑賞時の感想。
若松孝二監督の凄みがここにある。
寺島しのぶの今までの作品では断トツに良い。

あなたにおすすめの記事