このレビューはネタバレを含みます
ルビッチはニノチカに次いで2作目。
ルビッチお得意のロマンティック・コメディで、女性関係にだらしない男が運命の女性と出会うも従兄弟の婚約者である、二度も駆け落ちする、老夫婦になっても女性と愛しあって…
18世紀半ばから19世紀にかけて生きた色男、ヘンリーの生涯を地獄の閻魔に聞かせることから物語が始まる。なぜなら死んだヘンリーは地獄行きだと思い、地獄の入り口に来たはいいものの閻魔が調査不足で彼の話を…
>>続きを読む主人公はつくづく甲斐性無しのダメ男なんだけど、何か嫌いになれなくてむしろ愛らしい、純真なんですよね。すぐ浮気しちゃうけど悪意じゃない(ような気がする)。奥さんのことは滅茶苦茶愛しているし。
2回目…
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おれは好きだったけれど、それにしても50年代のアメリカの男子優先社会を見た気がする。
あんだけ浮気しといて息子の恋人にまでいこうとしといて最後に「君は沢山の女性を幸せにしたね」じゃねーよ!と、言われ…
「老夫婦もの」(ハネケの「愛、アムール」とか小津の諸作品とか)に弱い自分にとっては涙腺直撃で久々に映画観て声出して泣いてしまった。書斎での対角線上の出会いが幾度も反復されたり、ジーン・ティアニー(老…
>>続きを読む幾つになっても恋する事はやめられない。そして人生は世代を超えて反復されて行く。
テクニカラーによる色彩に陶酔しつつ、ジーン・ティアニーとドン・アメチーのカップルが静かに年を重ねていく様に感動。二人が…
エルンスト・ルビッチ⑤
他のレビュアーの方も皆さん書いているが、この映画のキーワードは「幸福感」「多幸感」。
テクニカラーがその感覚を倍増させており、観ている間中幸せな気分になれる。
ジーン・テ…