1990年製作公開。原作柏原兵三、藤子不二雄A。脚色山田太一。監督篠田正浩。柏原兵三の自伝的小説「長い道」を藤子不二雄Aが漫画化したものを、藤子不二雄Aが企画、製作して映画化。
配給の東宝マークが…
このレビューはネタバレを含みます
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>>続きを読む戦争と同じくらい恐い子ども社会…。
昭和の政治が汚くもあり潔くもありって、こういった経験が少なからず影響しているのかもと思ってしまった。
「非国民!」っていうところも怖かった。
ちゃんと3回出てく…
昭和19年の戦況悪くなる時代、東京から富山に疎開した進二を中心に描いた物語であり、最初は進二を苛めていた武なる少年との交流部分は良い。
特に、二人で写真館で写真を撮ってもらう場面、そのセピア色の写…
原作は疎開先で味わう濃密で生々しい封建的で暴力的な子ども社会を描いていたが(それは当時の大人の社会の写し絵だろう)、本作ではその辺りが少しトーンダウンしてたように見えた。
テーマを広げ過ぎたのか、…