3時間のテレビドラマを短縮再編して世界各国で劇場公開した2時間バージョンを鑑賞。
作品の魅力を一人で体現しているようなリヴ・ウルマンの凄まじい演技は超圧巻!!
彼女の演技を一つ残らずカメラに映さん…
”何事も受け入れる事でそれが普通になる”
少しずつ確実に蝕まれていく心。
精神世界という難しいテーマが見事に映像化されていて食い入るように観た。
今日やることを一つ一つ考えて楽しくなってきた後に…
今や映画のプラットフォームは配信にとって変わりつつあるがベルイマンは早くからTV用の作品を制作していた。本作もその一本だが、未だスウェーデンで放映された181分版がソフト化されていない。いつかリリー…
>>続きを読む1975年/ FACE TO FACE/ 119分 /
スウェーデン,
脚本・監督/イングマール・ベルイマン
出演/ リヴ・ウルマン(エニー)/ エルランド・ヨセフソン(婦人科医トーマ)/ グンナ…
ヒロインの精神錯乱への共感を、グロや音響といった直接的な恐怖表現ではなく、映像を通して観客の空間認知を錯乱させる事で生み出そうという試みに、監督の気高さを感じました。
冒頭の引っ越しの電話シーンはミ…
夢の中の謎の老婆はエニーのトラウマの具現化だったのでしょうか...?
入眠と覚醒の繋ぎが見事で、夢から覚めて二度寝したらまた同じ夢の続きから始まるという経験と重なりリアリティを持って観ることができ…
サイコホラー、絶品。
登場人物皆が壊れていて正直辛くなる。
リブウルマンだけではなく、父も母も祖父も壊れている。
神の不在を説く恋人がいちばん壊れている。
神のいない世界では自分が存在することを証明…
病院での主人公の狂気の演技が圧巻だった。
狂ったように子供の頃言われた言葉を繰り返したと思いきや、ストンと座って何事もなかったかのように独白し始めるところとか。
時々現れる謎の老婆がめちゃくちゃ怖…
面白さも怖さも見出だせずひたすら退屈。
たった2時間に何日かけたことか。
激しい感情の起伏演技はとても上手い。
患者に治癒の見込みが無いのを悩む様子も見られなかったしレイプ未遂がトリガーになったよ…