青年が「もう覗いていませんよ」と郵便局の窓口で告げて終わる、テレビ向けショートバージョンのほうが、こちらの劇場用ロングバージョンよりも、ドライで味わい深く思う。
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クシシュトフ・キェシロフスキ…
クシシュトフ・キェシロフスキ「 デカローグ」第六話「ある愛に関する物語」を再編集・再構成した作品。「デカローグ」とエンディングが異なる。好みとしてはオリジナル版「デカローグ」の方だが、ロングバージョ…
>>続きを読むストーカー冥利に尽きるな やばい男とやばい女だから成立してるだけだけど、え?とはなりつつ2人の行動理念がなぜか理解できるから純愛物語として説得力あった 変だけど
映画的で不思議な話 見ると見られるの…
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『裏窓』的な覗きの映画
でも、この作品は覗き見してる部屋へ、主人公が干渉していく。観客と出演者という2人の人生が交わり合い、傷つけ傷つけられ変わっていく。
対照的な2人が織り成す、エロティックで…
このレビューはネタバレを含みます
『デカローグ』の第6話を長編劇映画として再構成した本作。
第6話は、19歳のトメクが年上の女性であるマグダとの「愛」でイニシエーションを果たす印象が強い。それに対して、本作は、窃視の被/対象の…
殺人に関する短いフィルム
愛に関する短いフィルム
の2作品は、当時映画版としても公開されたらしく、単独でDVD販売されている
元々デカローグの10話をTVドラマ?シリーズとして作成中に、5話と6話…
このレビューはネタバレを含みます
「覗き見する」という行為の歪さ(相手への強い欲求とそれが相手に気づかれることがないという矛盾)が登場人物の孤独をより一層強いものにし、その欲求が発露した途端に話が動き出す
その後は行為の主体と客体、…
映画を構成する全ての過程も、所詮愛に付随するものでしかないという哲学
湿度高い感じでロマンスを撮りきった感じがメロい。セックスが、ニヒリズム的に意味の無さないものとして放置されてるのが、逆に愛に飢え…