ネタバレ気味です
1955年公開。内田吐夢監督。85になる母親が勧めて来るので観てみたら、めっちゃくちゃ良かった。全ての人物造形が魅力的。強面の片岡千恵蔵が演じる槍持ちの権八(ごんぱち)が気は優…
内田さんは「土」しか観てなかったので、今作はすごいコミカルに感じられてこんなのも撮るんだと思った。
構図とか演出アイディアは「土」のほうが印象強いけど、単純に物語としておもしろかった。
群像劇っ…
【おれは淋しくなるよ】
🏯ラストの義憤に駆られた片岡千恵蔵の大立ち回りで大興奮しちゃった。☺️戦前を引きずっている感のある内田吐夢監督作品。良質な邦画のエッセンスが「ぎゅ〜っ」と詰まった傑作。
…
このレビューはネタバレを含みます
心温まる前半から急激に血生臭くなるクライマックス。
家来の手柄が主人の手柄になるのはおかしいと武士社会に疑問を持っていた若様。自身が死ぬ事で初めてそのまま家来の手柄になる皮肉。
泥と血と酒に塗れた立…
内田吐夢の私的ベスト。 擬似親子や酒の席が本音を漏らす場となったり、一対複数の殺陣などそれぞれ濃厚な企画協力者エッセンス(伊藤大輔・小津・清水宏)。
クライマックスの円環や激情を際立たせるアップが二…