ゆりあんレトリーバーのネタじゃないけど、なんでこの頃の映画ってこんなに早口なんだろう?何言ってるか分からないところが沢山ある。
ニュース映画のインサートや時系列の前後など、なかなかアバンギャルドな映…
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木下恵介監督にしては珍しい、
徹底したリアリズムで、感傷の余地を与えない厳しい作品。
女手1つで育てた母親の苦労に対し、
子供はあまりに冷たい。
戦後の混乱期で、なりふり構わずお金を工面…
タイトルに偽りなし。
母の気持ちはもちろん、子の苦しんできた過去もわかる。
にしても、社会の歪みや貧困は子供や女性など弱者をいち早く深く傷つけてゆくよね。
途中、怖すぎて2回ほど停止してしまったん…
1953年のモノクロ映画。終戦後の日本で貧しく生きる一つの家族の物語。
作品の特徴として、当時の新聞の紙面を映して戦後日本の悲惨な社会情勢を、物語の登場人物たちの生活と交差させるように演出がなされて…
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終戦後の混乱期、貧しさ故に随分と多くの人たちがまっとうに生きることを放棄し、汚い仕事にも手を出して生計を立てていたのだろう。
春子は戦争で夫を亡くし何とか女手ひとつで子供二人を食べさせようと、闇市の…
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【戦後=FAKE 】
戦争未亡人モノとしてはアンリ・コルピの『かくも長き不在』やカヴァレロヴィチの『戦争の真の終わり』などを彷彿とさせる重苦しいドラマ。幸薄い母親を演じた主演の望月優子が素晴らしい…
高峰秀子とパリに半年間滞在してイタリアンリアリズムに強い影響を受けたらしく、帰国後「カルメン純情す」で実験的試みで成功し、実際のドキュメント映像を同時進行しながら母望月優子の戦後8年史を綴った木下恵…
>>続きを読む「日本の悲劇」という大きすぎるタイトル。終戦から八年、国内のニュース映像や新聞記事を劇中に織り交ぜていることで、よりリアルな時代感をこれでもかと叩きつけられたような気持ち。この映画、当時はどう受け止…
>>続きを読む長いけど丁寧。日本のアホで湿度の高い母親を描かせたら大したもんだ。サンダカン娼館の話のような悲劇でもある。登場人物それぞれの背景がじっくり描写されているので強烈な言動でも納得はできる。
内容の素晴…