桂木洋子のどんよりとした目付き。佐田啓二の語る身の上話ですら全部ウソかもしれないと思うと⋯⋯それが一番嫌かもしれない⋯⋯
子供の性格とか好みとか、全然わからないからなんでも金で解決しようとするという…
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☆斬新な作劇に見えて、しっかりウェルメイドな恵介作品でした。
旅館の板場の造型、板場での職人や女中、芸者たちのやりとりなど。
☆多めの登場人物の捌き方も、危なげがなく、登場シーンが少なくても、しっか…
戦後8年。時代に翻弄された親子の物語。
当時の不安定な世相がひしひしと伝わってくる。公開から70余年が経ち我が国の行く末に不安が募る今観てよかったと思えた。
佐田啓二の出番は控え目だけど、望月優…
ゆりあんレトリーバーのネタじゃないけど、なんでこの頃の映画ってこんなに早口なんだろう?何言ってるか分からないところが沢山ある。
ニュース映画のインサートや時系列の前後など、なかなかアバンギャルドな映…
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木下恵介監督にしては珍しい、
徹底したリアリズムで、感傷の余地を与えない厳しい作品。
女手1つで育てた母親の苦労に対し、
子供はあまりに冷たい。
戦後の混乱期で、なりふり構わずお金を工面…
タイトルに偽りなし。
母の気持ちはもちろん、子の苦しんできた過去もわかる。
にしても、社会の歪みや貧困は子供や女性など弱者をいち早く深く傷つけてゆくよね。
途中、怖すぎて2回ほど停止してしまったん…
1953年のモノクロ映画。終戦後の日本で貧しく生きる一つの家族の物語。
作品の特徴として、当時の新聞の紙面を映して戦後日本の悲惨な社会情勢を、物語の登場人物たちの生活と交差させるように演出がなされて…
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終戦後の混乱期、貧しさ故に随分と多くの人たちがまっとうに生きることを放棄し、汚い仕事にも手を出して生計を立てていたのだろう。
春子は戦争で夫を亡くし何とか女手ひとつで子供二人を食べさせようと、闇市の…
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【戦後=FAKE 】
戦争未亡人モノとしてはアンリ・コルピの『かくも長き不在』やカヴァレロヴィチの『戦争の真の終わり』などを彷彿とさせる重苦しいドラマ。幸薄い母親を演じた主演の望月優子が素晴らしい…