大自然の美しさと厳しさ。
ど田舎と言うか山腹にぽつんと一軒家。
牛、豚、鶏との泥んこ貧困生活。
上(山)が聖で下(町)が俗。
閉鎖的な核家族。
聾唖者の思春期。子供から大人へ。
そして行き着くところ…
上手い映画っていうのはこういうのを言うんだろうなぁ、と思った。
描かれるのはただ山奥に住む四人家族の日常だけ。
それも何もないような毎日が、ひたすら淡々と綴られていく。
それだけなのに、日常を通し…
広大で恒常的な山岳・大自然と閉塞感たっぷりな家族の在り方が乖離しすぎているというか、均衡が取れているというか、コントラストで双方の特徴が浮き彫りになるというか
地球はすさまじく美しい惑星であるとい…
人里離れた山奥で暮らす四人の家族。教師になるのを諦めた姉と、耳の聴こえない弟はとても仲良しだった。淡々とした地獄。田舎信仰に対する極端な批判とも受け取れる。人々の中で生活をしていればこんなことにはな…
>>続きを読む2025-53
良い映画って思ってもみなかったタイミングで出会うから面白い。だから新たに観続けるわけなのだけれど。
映像の色彩がずっと早朝4時-6時くらいの様相でそれがこの映画の暗さや淀みを表象…