大自然の美しさと厳しさ。
ど田舎と言うか山腹にぽつんと一軒家。
牛、豚、鶏との泥んこ貧困生活。
上(山)が聖で下(町)が俗。
閉鎖的な核家族。
聾唖者の思春期。子供から大人へ。
そして行き着くところ…
大傑作。
移ろい行く季節のように、アルプスの山腹で暮らす一家が孕む狂気がゆっくり確実に加速していく。大きな変化こそ静かに起きる。
理解出来へんし、したくもないテーマやのに、全ショットが決まりまくって…
上手い映画っていうのはこういうのを言うんだろうなぁ、と思った。
描かれるのはただ山奥に住む四人家族の日常だけ。
それも何もないような毎日が、ひたすら淡々と綴られていく。
それだけなのに、日常を通し…
広大で恒常的な山岳・大自然と閉塞感たっぷりな家族の在り方が乖離しすぎているというか、均衡が取れているというか、コントラストで双方の特徴が浮き彫りになるというか
地球はすさまじく美しい惑星であるとい…
美しく賢い姉が無垢な聾唖の弟との禁断の愛で妊娠してしまい、怒った父が2人を殺そうとして逆に事故死してしまい、それを見た母も悶死するという内容。かなり奇異な話ではある。
ただ本作ではそれが静謐なイメ…
人里離れた山奥で暮らす四人の家族。教師になるのを諦めた姉と、耳の聴こえない弟はとても仲良しだった。淡々とした地獄。田舎信仰に対する極端な批判とも受け取れる。人々の中で生活をしていればこんなことにはな…
>>続きを読むもっと理不尽な父親かと想像して観始めたら、意外にも愛情を感じられたし夫婦の関係性は悪くなくて一緒に雑誌見てたところやお金の勘定するところなんか微笑ましかった
でも末っ子として育って婚約してから母親が…
「山女」を見たあとに似ている作品でFilmarksに勧められるがまま見たので、ふいうち食らった。これだから映画は辞められない。
あらすじは前もって知っていたのだけど、てっきり弟が姉を襲うのだと思っ…