マイ・ベストムービーの一本「楽日」で映画館にかかっていた映画が本作。
ようやく観れたキンフー、という期待が大き過ぎたせいか、一寸ガッカリ。
確かにラストの5対1の闘いは凄いが、
総じてこういう内容…
強え奴がどんどん仲間になって、強え敵がどんどん出て来る男子ガン上がり展開で楽しい。
最初は宿を舞台に毒入り酒を飲まそうとしたり(『ヘイトフル・エイト』の毒コーヒーってコレかな)、仲間割れさせようと…
剣戟場面の面白さとロケーションがすごくいい。
胡金銓は空間・時間の演出が卓越していて、例えば作劇全体においても飛ばすところは容赦なく飛ばすとかその辺の大胆さは大きな魅力になっているし、「酒場」などの…
待ってください、劇場に観客6人て正気ですか…武侠映画の羅針盤となった本作を劇場で観れること自体幸せなことなのに…
昨年の東京フィルメックスで見逃したのでやっと観れるんだと心躍らせて足を運びましたよ。…
キレッキレなワイヤーアクションが当たり前になる以前の、剣技アクション映画。
この頃はまだ、剣技アクションも素朴だったんだなぁと思わされる。
何より剣が重そうで、持ってる手がフラフラしてるのを見ると…
ラスボスの宦官が強すぎて敵わず、仕方なく「多勢に無勢」に持ち込んで辛くも勝利するというズッコケラスト。
主人公側より敵がヤバくてカリスマというのは『ザ・レイド』的。しかし何度も入れ替わり立ち替わり剣…
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