ベニーズ・ビデオの作品情報・感想・評価

『ベニーズ・ビデオ』に投稿された感想・評価

3.5
ヒャエル・ハネケ監督の人間の罪の描き方、問いかけ方にはつくづく脱帽。初期作品の荒々しさもまた良し。
3.5
随所で挟まれるビデオ映像はベニーの視点を映しているにも関わらず、どこか俯瞰的でベニーの生に対する無関心さを表現している

ハネケの余白を残す演出はすごく好みなのに毎度睡魔に襲われるのどうにかして欲しい

豚の屠殺のビデオから始まる。スタンガンをもう一度再生当てられ死ぬ豚のところまで巻き戻し。この最初の1分くらいでハネケの嫌〜なところ全部出てる。人を殺す動機も幼稚だし、そのあとの人事感というか、無関心…

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人間
4.0

ビデオが好きな少年が殺人を犯してしまう話。
豚の屠殺から始まるオープニングがかなり衝撃的だった。
現実とビデオという虚構の境界が曖昧なように、少年の心もどこに存在しているのかわからないくらい冷淡で恐…

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どこかで見た顔だなと思ったらファニーゲームの人じゃん。
ママがなんか怖い。
これは良くない。
こういう事してる奴おるやろ!
影響されてしまう奴もおるやろ!
らしくないことを言いました。笑

ミヒャエルハネケ監督作品。

イヤーな映画だった。
ビデオ好きな少年が罪を犯したのにもかかわらず、誰からも裁かれない。そして自分自身もその罪に苦悩する様子がない。なんならエジプトへ旅行へ行ってしまう…

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のっけから衝撃シーンが登場します。このシーンはのちのち物語にも絡んでくるのですが、それをおいておいても、やはり最初にこのシーンというのは衝撃すぎます。これだけできっと食いつく奴は最後まで観てしまうで…

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5.0
映像を見る視線の一方向性。決して見返されない。陰湿。虚構であり現実。映像って凄くぼんやりとした存在。呑まれるとぼんやりとした感覚で生きることになる。今自分はそうなっている。
息子に旅行という逃避・放棄をさせたのが、愛情より世間体を感じ普段の家族関係が見えたり、なんとなく最後の結末に繋がった要素の1つに思えた

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