このレビューはネタバレを含みます
この子供にしてこの親あり。
なんでも買い与えて甘やかし、人を殺してもたいして咎めない。
むしろ、バレないように隠蔽を手伝う。
とにかくこの少年が何を考えてるのか分からなすぎて怖い。
常にビデオを回し…
刹した途端に刹しそのものの興味が失せる主人公と符号するように作品のテンポ感も展開も間伸びしてトーンダウン感あり
ジャンル自体得意じゃないけどこういうのは加害者が頭おかしい方向に極限まで振り切ってくれ…
ベニー 行ってきます
親がいない間にこれ幸いと知らない女の子を連れ込み、なんとこれをなんとなく殺してしまったベニーくん。好きな物はVHS及び撮影行為。
比較的冷静風の奇行祭の末、帰ってき…
【ハネケの悪意】
ビデオを見て育った少年は、現実感覚がないから犯罪に手を染めやすい、みたいに受け取れる映画です。
だけどね。
この映画、そんな問題意識から作ったのかというと、多分そうじゃないん…
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ハネケの過去作。
べニーのビデオ。
暗い。気持ち悪い。のに明るく振舞っている家族。
初っ端から何度も見せられる家畜用の豚を射殺する映像が…
あれは本物だよね…?
死後に痙攣していたりめちゃく…
ミヒャエル・ハネケ監督作。気分が悪くなる。スプラッター系とは違うリアルな残酷さ。固定カメラで写された少年と少女。家畜を殺すための道具で少女を殺害する少年。別に殺害シーンが画面に映るわけではない。見切…
>>続きを読む衝動、という言葉の本質的な部分を強く抉り取るかのような物語。ただそこに感情のようなものは表出せず、淡々と描いていく。一見退屈とも思える母親との小旅行など、その裏側で残酷な行為が隠されていることを想像…
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