【ハネケの悪意】
ビデオを見て育った少年は、現実感覚がないから犯罪に手を染めやすい、みたいに受け取れる映画です。
だけどね。
この映画、そんな問題意識から作ったのかというと、多分そうじゃないん…
このレビューはネタバレを含みます
ハネケの過去作。
べニーのビデオ。
暗い。気持ち悪い。のに明るく振舞っている家族。
初っ端から何度も見せられる家畜用の豚を射殺する映像が…
あれは本物だよね…?
死後に痙攣していたりめちゃく…
ミヒャエル・ハネケ監督作。気分が悪くなる。スプラッター系とは違うリアルな残酷さ。固定カメラで写された少年と少女。家畜を殺すための道具で少女を殺害する少年。別に殺害シーンが画面に映るわけではない。見切…
>>続きを読む衝動、という言葉の本質的な部分を強く抉り取るかのような物語。ただそこに感情のようなものは表出せず、淡々と描いていく。一見退屈とも思える母親との小旅行など、その裏側で残酷な行為が隠されていることを想像…
>>続きを読む一回目2017.11.10
写真、動画は所有欲。
人はメディアに携わりすぎた結果、メディアの中の映像が現実だと認識。当然悲惨なニュースやグロい映像はこちら側には何も影響しないので、緊張なくずっと見…