清水宏「出発」のタイトルだけで飛びついたら何かよくわからない本が届いた…ちゃんと調べよう。冒頭、有りがとうさんから🐔さんへの挨拶で早々に心掴まれてしまう。有りがとうさんが投げかけるありがとうは道をゆ…
>>続きを読む凄まじく遅いテンポの会話と「ありがとう」という日本語の柔らかい響き、そして軽快に進むバスの揺れのリズムがマッチして、すごく穏やかな雰囲気を醸し出す。でもしっかり世知辛さも描かれている。そのバランス感…
>>続きを読むヌーベルバーグ以前にヌーベルバーグ的な作品を作っていた清水宏。しかもそれら一連の作品はどれも傑作なのである。
本作も例外ではない。ヌーベルバーグ的な試みで溢れており、当時としては画期的であったオール…