路線バスを舞台に、乗客たちの小さなドラマを綴る清水宏の代表作。悪意ではなく人間らしさをこぼす乗客たちを、丁寧なユーモアを交えて見つめる視線が温かい。運転手が繰り返す「有りがたう」の言葉は、単なる口癖…
>>続きを読む清水宏の傑作と聞いていたので観たんだけど、いやこれはすげーわ。
こんな90年も前の映画に、しかも天城街道の乗合バスの話に、なんでこんなに心を動かされるのか。
昭和11年の昭和恐慌の傷が癒えてない…
こんな昔に車載映画が完成されてる
ちょっとしたことでも人に感謝していきたい
基本的に暖かいけど女の子が売られることを何もする事ができず送る事しか出来ない無常感
たった二十里の街道でもこれだけのことが…
清水宏監督の観る
伊豆の山間峠を越えて走る路
線バスの運転手「有りがたう
さん」。東京に奉公出される
娘、流れ者の女、髭の狸男
脚本 清水宏 原作 川端康成
オールタイムベストの一本
何度観て…
冒頭、奥行きのわからない曲がりくねった山道の切れ目からバスが見え始め、ありがとうさんがまず整備員に道を譲ってもらうことに、道を作る者と行く者というテーマ性を感じる。またバスの中には戻る者(渡り鳥)、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
清水宏「出発」のタイトルだけで飛びついたら何かよくわからない本が届いた…ちゃんと調べよう。冒頭、有りがとうさんから🐔さんへの挨拶で早々に心掴まれてしまう。有りがとうさんが投げかけるありがとうは道をゆ…
>>続きを読む凄まじく遅いテンポの会話と「ありがとう」という日本語の柔らかい響き、そして軽快に進むバスの揺れのリズムがマッチして、すごく穏やかな雰囲気を醸し出す。でもしっかり世知辛さも描かれている。そのバランス感…
>>続きを読む自分のHNとかぶるので、以前から観たいと思っていた待望の作品。…おおう、しみるぜコレは。あからさまな「お涙頂戴」より、こういう「じわじわくる」系のほうがグッとくるよね。勝手なランク付けの「佳作」より…
>>続きを読む1936年公開。清水宏監督。天城峠の細い街道を走る路線バスの心優しい運転手(=ありがとうさん)と、その乗客や地元民との交流を描くユーモアと慈愛に満ち溢れた人情ドラマ。何だこれは、めちゃめちゃ良いじゃ…
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