清水宏監督作品を初鑑賞。
狭い道を走るバスが通行人を追い越す度に「ありがとー」と、運転手・上原謙による機械的な挨拶が繰り返される。
他の乗客が眠っている間に、カットが切り替わると娘が前列の特等席…
バスの進行方向に見える人々が次のショットでバスの後方に捉えられる。切り替わる瞬間に上原謙が間延びした調子で「ありがとう」と声をかける。この繰り返しが心地よい。上原謙だけでなくすべての登場人物が棒読み…
>>続きを読む大きなドラマがある訳ではないし、長閑なセリフのやり取りに「これは途中で眠くなるかも…」と思ったが、全然そんな心配はいらなかった。“旅は道連れ”という言葉があるけど、スマホのない時代の旅、バスに乗り合…
>>続きを読む追い越してはありがとう、また追い越してはありがとう、オープニングからすばらしーってなってたけどずっとその反復が続くロードムービー。様々な人生を通りすがり、ありがとう。みんな同一テンポの台詞回しのリズ…
>>続きを読む再見。この映画でしかありえないような会話のテンポと風景撮影。崖から落ちそうになっても「いやあ、とんだ軽業をしてしまいまして」で済ませてしまう。2分くらい車窓から山村を映し続けてるのも
凄すぎる。
ハ…
公的空間でありながら、それぞれの事情が絡み合い私的空間にもなり得るバスの面白さ
ほんわかした雰囲気でありながら当時の世相の黒い部分まで浮かび上がる
田舎の光の温かさとトンネルの暗さを捉えた撮影がとに…
人情というか、人間を描くのが上手い。バスの中という空間、20里の距離という時間で起きる出来事は、いわば社会ですらある。
コメディのテンポ、カットのテンポがよく、多少の矛盾点や気になるところがあっても…
路線バスを舞台に、乗客たちの小さなドラマを綴る清水宏の代表作。悪意ではなく人間らしさをこぼす乗客たちを、丁寧なユーモアを交えて見つめる視線が温かい。運転手が繰り返す「有りがたう」の言葉は、単なる口癖…
>>続きを読む清水宏の傑作と聞いていたので観たんだけど、いやこれはすげーわ。
こんな90年も前の映画に、しかも天城街道の乗合バスの話に、なんでこんなに心を動かされるのか。
昭和11年の昭和恐慌の傷が癒えてない…