恋ざんげの作品情報・感想・評価

「恋ざんげ」に投稿された感想・評価

「アストリュックとかムズそうだし…」とか思いながら観始めたが、軍隊に入りたての二十歳の男が下宿先のジジババの娘の誘惑に耐え切れず…みたいな話で高感度爆上がりした(単純)。全編モノローグ、台詞なし効果音ありの当時としては革新的な工夫がなされている上に、アヌークエーメがバチクソ綺麗。あの見下した感じがたまらなく最高。でも一部画面が暗すぎて何が何だかわからないのが残念。フィルムで見たらまた印象が変わってたのかも。
イシ

イシの感想・評価

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俳優はまったくしゃべらずナレーションだけで話が進む。
変わったことをしてみようという意欲が伝わってきた気がする。
良くも悪くも、というか主に悪い意味でとことん小説的な映画

この中編映画はタイトルの通りある恋に関する恐怖体験をした男の話なのだけど、台詞は男のモノローグのみで会話が一切ないという、さながら一人称小説を映画にしてみたという作品で、そこに実験的精神は感じられた

しかしそのモノローグがあまりに説明的すぎて想像の余地が減じており、映像も暗くて平板で、あえて暗い画面にして見せないという手法を取る作品もあるのだけどこの場合単純に撮影技術が拙いようにしか思えず、初々しいアヌーク・エーメの妖艶な所作は良かったけど全体的に不出来な感は否めなかった

加えて前述の実験性も、同じくモノローグのみだけど動画ではなく静止画で表した傑作SF短編ラ・ジュテやモノローグと映像を敢えて乖離させたインディア・ソングに代表されるマルグリット・デュラスの諸作品、そして全編台詞なしの裸の島と比べると中途半端と言わざるを得ず、そういった実験的要素でも引けを取る点に作品の脆弱性を覚える

しかし先に例を挙げた実験映画はどれもこの作品が作られた後の映画で、これら実験映画の先駆的作品となっている点は評価すべきかもしれないが、ここで挙げたものが現代でも瑞々しさと衝撃を失わない傑作ばかりということを考えると、作品として一歩も二歩も劣っていると言わざるを得ない
s

sの感想・評価

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ちょっかい出され、追えば逃げられ、苦しみ悶え。ああ、美しき死体。