オタール・イオセリアーニ作品は初めて!
田舎町もヴェニスも人物たちや風景がいきいきしてる。意外と毒っけもあり、クスリとさせられる。
お父さんが車の外にサンダル置きっぱなしにして出社するとこからもう好…
一筆書き的にフォローする対象が移り変わる郊外の村でのカメラワークはコミュニティの共時性、やり取りがなくとも同じ場所にいる空間のリアリティにつながる。
一方でベニスのワークは人物から風景、人物から別れ…
自分の父親もこんなこと感じて思ってるんかなって。特段面白くもないけど、最後の安心感と温もりは良い。旅の映画というよりは家族映画って感じがしますね。
終盤の子供達がワニと写真撮るシーンのちゃっちさが群…
空間や時間、そしてその中での人や事や物の転がし方が文字通り「一筋縄」でない。
人や事や物の錯綜が、しかし明示的に一義的に何かを編み上げるという訳でもなく、一体なんなのかと思わせられる細かな描写があち…
ストーリーというストーリーはないですが、フランスの田舎の家庭で生活する一家の大黒柱なはずなのに扱いが雑なヴァンサンが死にかけの父親から色々な国のお金を渡され旅行に出るというもの。2時間の映画で、1…
>>続きを読む「人生とは近くから見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」とはチャップリンの有名な言葉だが、まさにこの映画の抱える問題はそのカメラの距離である。
主人公を取り巻く環境を、クローズでもロングでもない…
同監督の「素敵な歌と舟は行く」に続いて鑑賞。フランスの田舎に住む、家庭にも仕事にも不満を持つ溶接工の中年男が、病床にふせる父親に会ったことをきっかけにヴェニスに旅する話。
家庭のあるフランスの田舎…
さっき映画館で観ました。
仄々とした平和な日常生活で、工場で仕事をして夕方に働いて帰って趣味な絵を描く主役 の父親 "ヴァンサン役 ジャック・ビドウ" が家族と一緒にそんな日々を暮らしていき、家族…